振りかぶり、考

居合において抜きつけを行った後の次の一刀の振りかぶりについて考えてみました。

私が通ったり、本で読んだり、また出稽古のようなことをしたりと、まあ、その限りではありますが、
大抵、2刀目の刀の振りかぶり方は、左の耳の後ろを突くようにという方法と、受け流すようにという方法の2種類になるようです。またさらに言えば、自分が所属した団体ではですが、どちらかと言えば、左の耳の後ろを突くように、の方が主流のようでした。

その他、おそらく居合界の中では主流派では無いのかもしれませんが、相手を刀の切っ先で追い込むように振りかぶる、と説明していた道場が在りました。
武道的な感覚がして、この振りかぶり方が私は好きです。


左の耳の後ろを突くように、というのはどうしてでしょうか?
自分の後ろにも敵がいるという想定を説明した本を見たことがありますが、その後の技の流れから考えても、自分の後方に敵がいるとは私には思えません。

受け流すように、に関しては、これは右手が最短で自分の頭上まで移動し、かつ切っ先も余分な所を通らずに下がっていくので、切っ先が下に向くように大きく振りかぶる場合であれば、刀を振りかぶる動作としては速くなるように感じます。ですので、この方法も私は好きです。
おそらく、この振りかぶり方は受け流しているというより、素早く振りかぶることを目的としているのではないでしょうか? 私はそう思います。特に重めの刀の場合に有効だと思います。

私の個人的な考えでは、結局、切っ先をさらに下まで落とすようにして大きく振りかぶるのであれば、左の耳の後ろを突くように振りかぶるのはどうも理解しがたいように感じます。刀をそこまでは大きく振りかぶらないのであれば、左耳の後ろを突くように振りかぶるのも最短の振りかぶり方で、かつ、刀の切っ先の動きが綺麗に見える動作とは思うのですが。

ところで少し違う話ですが、個人的には切っ先が地面に45度、もしくはそれ以上に大きく振りかぶるというのは、動作が遅くなるような気がして好きでは無かったです。少し前まで所属していた流派では、刀を深く大きく振りかぶる方が主流で、試合などではポイントを稼ぐ為にも背中に着くくらいまで強調していた方が有利だったようです。

尚、自分の刀の切っ先で相手を追い込むように振りかぶると、その後の動きを含め、技に気迫と迫力が出てくるように感じます。
ですので、私は自分の習っている団体では主流だった左耳の後ろを突く動きに加えて、相手を追い込むような気迫と動作をプラスしてやっていましたが(実は受け流すように振りかぶるのは禁止する先生もいらっしゃったので、それはできなかったのです)、それが大会などでは良い評価を頂く時も有れば、所作として違うのではと減点される時も有ったようです。
ただし、自分の団体では正座からの抜き打ち後の二刀目で、前に一歩出るのは禁止されていましたので、本当に前に出てはいけませんでした。




追:
この内容で書き終わった後、しかしブログにアップするまでに、とあるメジャー流派の高段者の方とお話する機会が有りました。その時にふと振りかぶりについて聞いたみたのですが、その方が習ってきたり又教えてきた内容では、左の後ろを刺すようにだけで、受け流すようには覚えが無いとのことでした。
私は、では、相手を追い込むように、はどうなのかを聞いてみたのですが、それは一瞬そのようにしながら左後ろを刺すように振りかぶるのだそうです。ただし、実際に見せていただいた限りでは、相手を追い込むようにといっても、私が昔ある道場で習ったような相手の顔を切っ先で削り上げるような動きとは全く別で、見た目には本の僅かの動き、もしくはほとんど気迫だけで動作には加味していないことのように見えました。やはり、スタンダードは左耳の後ろを刺すように、なのでしょうか?






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伊勢木綿で六本木

121118六本木ミッドタウン_小
昨年、誂えた伊勢木綿の無地の着物でちょっと出かけました。羽織は紬風の化繊の物。
まあ、たまには写真でもと携帯で撮影してみました。

ところで、伊勢木綿は現在は臼井織布さんという織り元のみが1社のみで織っているそうです。


作っていただいたお店の宣伝では、柔らかい風合いとのことだったのですが、実際手にしてみると(誂える前から薄々気づいてましたが)とても厚手の生地の着物に出来上がりました。

伊勢木綿は柔らかい風合いにも関わらず生地は丈夫という評判をしばしば耳にしますので、多分、ほとんどの伊勢木綿の生地は柔らかいのではないでしょうか?
それか無地の物は厚手になってる物が多いのではないかと勝手に想像しています。

実は館林木綿なども、無地の物は厚手で、縞物はちょうど普通程度の厚さだったことがあります。縞と無地でたまたまなのかもしれませんが、いずれにせよ産地や織り元が同じでも、生地の風合いは様々のようですね。



臼井織布さんでは、とっくに製造は中止され(機械を作った会社自体も無くなっているということだったと思います)、メンテナンスさえも自分でしていかなければならない古い織り機を使って、生地を織っているそうです。壊れた部品も今のところ、代用できる物やストックしてある部品で何とか動かしているのだそうです。
いつまでも生産されるかも分からないと知ると、寂しい気持ちになりますね。
やはり一枚は持っていたい木綿の気がします。


カポ購入

前回の「エレキギター購入」の続きです。

購入したエレキギターはまだ自宅で弾いてるだけですが、とても良い感じです。
ただ、一点問題が有ることに気付きました。
これはアコースティックギターであれエレキギターであれ、実はどんなギターにも言えることでしたが、特にエレキギターはカポタストを使うと音程が狂いやすいのでした、、、、嗚呼。

私の場合、自分一人のソロ演奏にせよ、バンド演奏にせよ、弾きながら歌うという使い方なのですが、
技量的にはどうしてもカポタストに頼りたいところです。しかしながら、これだけピッチが狂うとなると、その都度行うチューニングはライブの進行上で、ちょっとした支障になりそうです。


それなりに調べまして、エレキギターに使っても狂いにくいと言われるSHUBBの物(スプリングもゴムも使わずカタっとはまるこれを考えた人は天才だと思います)を買ってみましたが、
まあ、多少狂いが少ないものの、期待したほどでは無かったです。

エレアコでいつも使っているのはKYSERの物(洗濯バサミ方式)でした。これは便利ですが、挟む力が強いようで狂いまくってしまいます。

持ってる物では、昔ながらのゴム製の安い物が、なんと一番狂いが少ないようです。
おそらく締める力が程良く弱いことに加えて、弦を抑え込む面積も広いからではないかと思います。

どうやらライブで使うなら今のところ安いゴム製の物をチョイスせざるをえなそうです。
チープ感が満載なので嫌なのですが、、、

いずれにせよ、付けた後、外した後のチューニングは必須なのですが、エレアコ以上には時間がかかりそうなので、選曲や曲順には工夫が要りそうです。
ちょっと、ライブで使用するまでには、日数がかかりそうな感じですね。


カポの写真載せたいのですが、、、また今度で。(笑)




追記(14.5.5) 
その後、このギターはあまり弾いておらず、ライブの時などには今まで同様、エレアコを使ってました。私にはそっちの方が使い易いからですが、ふと、家で久々にこのグレコを使ってみての感想を、今さらながらですが、ちょっと書きくわえておきます。
このグレコのギターは、テンションが弱くなりがちです。有る程度はセッティングで回避できるかもしれませんが、弦が緩く張られるとなると、音も伸びません。よって、ペキペキしたサウンドになりがちです。今風な音と言うより、あえて昔風な音という感じでしょうか。
なので、カポの件と合わせて、弦を太い物と変えたり、弦高を高くするなり試してみたいですが、自分の場合、ギターは二の次の楽器なので、あれこれ試して行くにはちょっとのんびり先になりそうです。



エレキギター購入

たまたま歩いていて、とある楽器屋が店舗移転の為の閉店セールなるものをやってることに気づきまして、入ってみると、中には40%値引きのギターなんかも有ったのです。

前からアコースティックギター(エレアコ)は、ライブ時に音のセッティングが難しい面も有り、弾き語りをエレキギターでやってみるのはどうだろうかという気持ちが有ったこともあり、ついつい1本、ほとんど衝動買い的に買ってしてしまいました。(汗;)
(フェンダー社のストラトキャスターモデルは持っていますが、今の私のような弾き方では、コードカッティング時にヴォリュームノブが手に当たって弾きにくいという問題が有ったのです。)

まあ、細かく言えば、買うまでに1日は考えてみましたが。(笑)


買ったのは国産グレコ社のレスポールスペシャルタイプのモデルです。EGS-85なる番号が振られてました。

実は買う直前に本家ギブソン社も、ほとんど同じような値段(若干高い)で手に入るモデルと、何と国産物よりずっと安い値段で手に入るモデルをレスポール(ジュニア)スペシャルとして出していることに気付きました。
この値段設定だと、アメリカのギブソンのモデルを選択する人も多いのではないでしょうか?

尚、法律的には現在、日本製のギターはコピー商品ではなく、れっきとした別のモデルのギターと判断されています。また、実際アメリカなどでは、日本製のギターの方が昔から評価が高かったりするのも事実のようです。


買う直前、また実は買った後にもギブソンUSAの上記2タイプとエピホン(韓国製)の1つを試奏させてもらいました。同じ店ではなかったのでアンプも部屋も異なり、厳密に言えば判断が難しいところですが、少し試した範囲では確かに世間一般(一部?)で言われるように日本のメーカであるグレコのギターの方が音が良いように感じます。私はそう感じました。

エピホン社の物は値段的にかなり安いのでこれは除外しても良いかもしれませんが、
ギブソン社のギターに関しては、これはグレコ社とどちらが良いかと言えば、人それぞれの判断と考え方かもですが、
どんな音であれギブソンのギターから出る音こそが本物だ、と考える人でなければ、日本国産モデルの選択は充分有りだと感じました。
私はそっちのタイプです。

ただ、念の為に書きますが、ギブソン社の方が音が悪かったという感想ではありません。グレコの方がわずかにクリーミーでギブソンの方がわずかに荒っぽいような印象と、それと、これこそアンプの違いかもしれませんが、グレコの方が音に厚みがあるような印象でした。しかし、どのギターもアンプやその他の機材設定でどうにでもなるように思います。

尚、ギブソン社の物は値段が高い方の物はオクターブチューニングが可能です。安い方は確かブリッジの仕様がピッチ調整はできない物が付いていました。
そして、値段が高い方のモデルは高級感が有りますが、やはり重いです。逆に値段が安い方のモデルは軽いのが私には魅力ではあるものの、見た目として一気にチープ感が満載です。

グレコ社のはEGS-85に関しましてはオクターブチューニングできません(さらに値段が高いモデルはできるようです)。しかし、このEGS-85に関しては、帰ってから計ってみるとかなりしっかりと12フレットの実音とハーモニックスが合っていたので驚きました。
いずれにせよ、私の場合、アコースティックギターの替わりにエレキギターで代用できないか、という考えでしたので、
通常ローフレットしか使いませんし、オクターブチューニングに関してはさほど問題になりません。



とにかく、レスポール(ジュニア)スペシャルタイプのギターは弾き語りには似合っているよう思いました。

ただし、まだ大音量のライブなどで使ったわけでもないので、そういう機会が有れば感想も徐々に変わるかもしれません。
ハーモニカなどでも有るのですが、これは良い音だと考えた機材やセッテイングが、ライブなどでは音の抜けが悪かったり、良い音に感じなかったりで使いにくかった、などということも結構あります。
はたして、EGS-85はどうでしょうか?(笑)


しかし、家に帰って適当に弾いていて、はたと問題に気付いたのでした、、、、嗚呼、
次回に書きます。。。。




斬りの演武、121111

昨日、11月11日、新木場のスポーツセンターで行われた、剣道の大会に斬りの演武に行ってきました。御誘いをいただいたのです。

朝8時前に集合し、実際の準備に入れるのは1時間後。演武自体はさらに1時間後。さらに、実際の時間は10分~15分で自分の演武自体は10秒も無いといったもので、その後の片付けまでには長く時間を要し、ちょっと疲れましたが、斬り自体は技斬りを成功させることができて、何よりでした。^^

私の演武は2人の敵を想定したもので、一方を抜き打ちと袈裟斬りの後、もう一方を川蝉と呼ばれる技斬りを行い、さらに先ほど斬った方の藁を水平だるま落としで細かく斬り逆手納刀、と思わせさらに再度抜き放ち片手水平斬りを行い、改めて血振るい納刀、という流れでした。

やはり性格でしょうか。どうしても受け狙いに走る傾向が有ります。
少し派手目な構成を考えました。(笑)
斬ってる最中に、オーという集団の声が耳に入ってきたのを覚えています。


抜き打ち時に刀が一瞬鯉口に当たるような感触が有り、刃筋が少し悪くなったこと。技斬りで藁の下方を斬ってしまった為、最後の水平斬りが藁を止める心棒ギリギリで斬ることになったこと。
技斬りは何とか成功できたものの、もっと斬った藁が静止してるような状態にさらにもう一刀斬れるというのが本来の姿であること。以上が反省点でした。
また、上級者であれば、さらに凄まじさで一瞬の全ての技が完結するはずです。
私はまだまだそこには到達できません、極力、落ち着いて完結させることを選びました。
しかし、もしかすると、それでもかなり速い動きで所作を終えたかもしれません。
斬りは一瞬、所作はゆっくり、が本来は良いはずです。
今後の課題です。いや実は昔からの課題です。



しかし、剣道界でのお偉い先生方大勢を前に、また参加者が大勢見ている中で斬るというのはなかなか良い経験でした。^^
チャンスあればまたやってみたいです。



たまにはライブ結果報告、11月4

先日、11月4日(日)、新宿OREBAKOで行われたBIG BOSS & THE BOXERSのライブ、私はゲスト出演で数曲の参加でしたが、盛り上げに一躍担えることができまして何よりでした。(^^)

このバンド、兵庫と九州出身者で結成されてからもう20年近く続いているようで、ブルースロックなのですが、さすがな演奏をします。
当日も大音量で大入りの会場を沸かせていました。

時間が押したせいで、私が参加する予定の曲が1曲減らされてしまったのは残念でしたが、
がっちりやらせていただきました!

参加曲:
GOT MY MOJO WORKING(ご存知MADDY WORTERSで有名なブルースのスタンダード)
STOP BREKING DOWN(ROBERT JOHNSONで有名なスタンダードナンバーを8ビートで演奏)
傷疵(BIG BOSS & THE BOXERSの新曲、8ビートでいかしたリフの曲)


ステージからモニタースピーカを飛び越えて客席に飛び出してのハーモニカソロや、モニタースピーカに足をかけての演奏は受けましたが、アンプリファイドハーモニでのフィードバックを起こしやすかったのが反省点でした。ハウリングの発生を極力抑えましたが、多少は鳴ってしまったのです。
いや、おそらく、一般的なアンプリファイドハーモニカのセッテイングと比べたら相当良い感じでハウリングに強い設定だったとは思います。
大音量に負けず、またロックバンドの音質にも違和感なく、かつバンドの歌い手の音に邪魔にならないセッテイングを常に考えてるのです。しかし、次回はこういうことが想定される演奏時には、アンプリファイドでは無く、歌マイク&PA(つまりヴォーカリストの機材)でのセッテイングも選択肢の1つに考えさせていただこうと思います。
実際、私はヴォーカルマイクでのハーモニカ演奏が結構得意で評判も良いので、案外、そっちの方でもバンドメンバーも気に入ってくれたかもしれません。

いずれにせよ、ライブとしては演奏自体は多少荒っぽくても、勢いこそがライブ感の命でもあります。パフォーマンス含め演奏全体、問題無く楽しんでもらえたようですし、私としてもとても良かったです。
(^^)v








プロフィール

BIG ROCK!!

Author:BIG ROCK!!
ハーモニカを吹きます。スタンダードなアメリカン・ブルーズからオリジナルの日本語ブルースまで、軽快なハーモニカに乗せて歌っています。月に数本、ライブバーを中心に活動中。
http://bigrock0018.jimdo.com/
趣味ですが居合は有段。巻き藁斬りなどもやっています。能や茶道にも関心有るので、時に和服も着たりします。(笑)

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